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ゲーム業界の職種別キャリアパス【2026年版】成長の流れと職種をまたぐ道

ゲーム業界で働き始めた後、「この先どんな道に進めるのか」「今の職種から別の職種に移ることはできるのか」は、若手の現職者から多く聞かれる悩みです。職種の仕事内容は紹介されていても、その先のキャリアまで書かれた情報は多くありません。

このページでは、ゲーム会社の公式採用ページと、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に掲載されている内容をもとに、ゲーム開発の職種ごとのキャリアの進み方と、職種をまたいで広がる道を整理しました。2026年10月22日時点で確認した内容です。

目次

入社後の基本的な成長の流れ

job tagでは、ゲームクリエーターの入社後の流れを次のように説明しています。入社してすぐに責任のある仕事を任されることはなく、各担当のアシスタントを2〜3年務めながら、現場でスキルやノウハウを身につけます。その後、実績に応じて重要な仕事を任されるようになります。

給与の面でも、経験を重ねることで水準が上がる傾向があります。job tagの統計では、ゲームクリエーターの所定内給与額(残業代・賞与を含まない月額)は、経験0年の31.3万円に対し、経験15年以上では41.1万円となっています。

職種別 キャリアの進み方

各社の職種紹介に書かれているキャリアの方向性を、職種ごとにまとめました。

職種 キャリアの方向性 出典
ゲームエンジニア チームを率いるリーダーの道と、技術を磨いてチームに貢献する道がある。実力主義で、年齢に関係なく重要なポジションを任されることもある スクウェア・エニックス
テクニカルアーティスト 経験を積むと、分野ごとに専門が細分化されることがある スクウェア・エニックス
サウンドデザイナー 効果音・収録・ミキシングなど幅広い業務をこなすジェネラリストを目指せる スクウェア・エニックス
サウンドプログラマー ゲームエンジニアと連携しながら、サウンド技術の研究開発に携わる スクウェア・エニックス
デザイナー 高度な専門技術は入社時点で必須ではなく、基礎的なものを創る力と向上心があれば、研修を経て活躍できる セガ
総合職 本人の志向や専門性に応じて、最初の配属(ファーストキャリア)が決まる セガ

2つの分野をつなぐ職種へのキャリア

ゲーム開発には、2つの専門分野をつなぐ職種があります。今の職種の経験に、もう一つの分野の知識を加えることで目指せる道です。

職種 つなぐ分野 求められる知識 主な仕事
テクニカルアーティスト アート × プログラム Maya・Houdini・Unreal Engineなどのツール知識、プログラミングの基礎理解 リグ・シェーダー・ツールの作成、制作ワークフローの構築
サウンドプログラマー サウンド × プログラム プログラムの基礎知識(必須)、オーディオ関連のAPI・ミドルウェアの知識 サウンドドライバやサウンドツールの開発
CG映像エンジニア 映像 × エンジニアリング 映像や3DCGへの理解、制作全体を俯瞰する視点 CG表現の研究開発、制作パイプライン・ワークフローの開発

たとえば3DCGデザイナーとして経験を積んだ人がプログラミングを学べばテクニカルアーティストを、サウンドの経験がある人がプログラムを学べばサウンドプログラマーを目指すことができます。今の職種で身につけた知識が、そのまま強みになる道です。

職種を変えるときのポイント

職種を変えたい場合は、今の仕事で身につけたスキルのうち、次の職種でも使えるものを整理することから始めましょう。たとえばデザイナーのMayaやHoudiniの知識は、同じツールが挙げられているテクニカルアーティストでも活かせます。また、セガのプランナー職には企画・バランス調整・進行管理・運営といった担当があり、同じ職種の中で担当を広げながら経験を積む道もあります。

足りないスキルは、社内の研修や異動制度を使って補う方法と、学習してから転職で職種を変える方法があります。どちらが合っているかは、会社の制度や今の経験によって変わります。今の経験からどの職種を目指せるか迷う場合は、Hiraku agentの転職相談で相談することもできます。

業界共通のスキルの物差しづくり

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2026年9月、ゲーム開発に必要なスキルを6つの領域に整理したスキルマップを作る取り組みを発表しています。公表は2027年度の予定で、実現すれば、会社や職種をまたいで自分のスキルを説明しやすくなり、キャリアの選択肢を考える材料になる可能性があります。

キャリア情報を見るときの注意点

このページは、2026年10月22日時点でセガ・スクウェア・エニックスの採用ページとjob tagに掲載されていた内容をもとにまとめたものです。キャリアの進み方や職種変更の制度は、会社によって大きく異なります。具体的な制度は各社の採用ページや面接で確認してください。今後、実際に職種を変えた人の事例などを追加していく予定です。

出典と確認日

いずれも2026年10月22日に確認しました。

更新履歴

  • 2026年10月22日:初版公開
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