「ゲームを作る仕事がしたい」と思っても、ゲーム開発の現場では仕事が細かく分かれており、職種によって毎日の仕事も、最終的に作るものも大きく違います。職種名だけを見ても、実際に何をする仕事なのかはイメージしにくいものです。
このページでは、ゲーム会社の公式採用ページと、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に掲載されている内容をもとに、ゲーム開発の主な職種について、仕事内容と担当する成果物を一覧にしました。2026年10月22日時点で確認した内容です。
ゲーム開発の職種別 仕事内容・成果物一覧
セガとスクウェア・エニックスの採用ページに掲載されている職種紹介をもとに、職種ごとの主な仕事と成果物を整理しています。
| 職種 | 主な仕事内容 | 担当する成果物 | 細かい担当の例 |
|---|---|---|---|
| プランナー/ゲームデザイナー | ゲームのコンセプト立案、仕様書の作成、各スタッフとの調整、難易度などのバランス調整、制作の進行管理、運営施策の立案。バトルやクエストなどの「遊び」の設計 | 企画書、仕様書、バランス調整データ、運営イベント・施策、運営指標の分析と改善提案 | 原案・企画書立案、データ作成・バランス調整、制作進行管理、運営 |
| プログラマ/ゲームエンジニア | ゲーム本体、ゲームサーバーやWebサービス、制作ツールの開発。グラフィックス表現、プレイヤー操作、パラメータ計算、AIの実装など | ゲームアプリケーション、サーバー・Webサービス、制作ツール、ライブラリ | ゲームアプリケーション開発、サーバー・Webサービス開発、ツール・ライブラリ開発 |
| 2Dアーティスト | コンセプトアート、キャラクターデザイン、服飾・武器・家具などのデザイン、UIデザイン | 世界観に合ったアート、企画意図に沿ったUI | コンセプトアート、キャラクターデザイン、UIデザイン |
| 3DCGアーティスト/デザイナー | キャラクター・背景のモデリング、モーション、エフェクト、ゲーム内ムービー(カットシーン)、ライティング | 3Dキャラクター・背景データ、モーションデータ、エフェクト、イベントシーン | キャラクター、背景、モーション、エフェクト、UI、イベントシーン編集、ライティング |
| テクニカルアーティスト | アセットの品質と制作効率の向上。リグ・シェーダー・スクリプト・ツールの作成、制作ワークフローの構築 | DCCツールの拡張、ワークフロー、アセットのゲーム実装 | リグ、シェーダー、ツール開発、技術調査 |
| サウンドクリエイター/サウンドデザイナー | BGM・効果音・ボイスの設計と制作、音声の収録・編集、ミキシング、映像に合わせた音の仕上げ(MA) | BGM、効果音、ボイス編集データ、カットシーンの音響 | サウンドデザイン、楽曲制作、効果音制作、音声編集、MA |
| サウンドプログラマー | サウンドの技術基盤とツールの開発、プロジェクトのサポート | マルチプラットフォーム対応のサウンドドライバ、効果音の管理システム、サウンドツール | サウンドドライバ開発、ツール開発、特殊音響機能の開発 |
公的な職業情報に見るゲーム制作の分担
job tagでは、ゲームクリエーターの仕事を「企画担当」「グラフィック担当」「プログラミング担当」「サウンド担当」の4つに分けて説明しています。ゲームソフトは専門の技術を持つ人がチームを組んで制作し、打ち合わせを重ねながら作業を分担します。企画担当が人員の調達や予算・スケジュールの管理を担う場合もあります。
3DCGの制作は、job tagの「CG制作」で次のような工程として紹介されています。
- モデリング:仮想の3次元空間でモデル(立体形状)を作る
- マテリアル設定:モデルに質感を与える
- リギング:骨格や構造など動かすための仕組みを設定する
- アニメーション付け:モデルに動きを付ける
- シーン構築:モデルを配置し、カメラとライトを設定する
- エフェクト:爆発などの映像効果を加える
- レンダリング:モデル・カメラ・ライトの情報から画面を生成する
- コンポジット:生成した画面を合成して仕上げる
大作ゲームのように高度なCGを作る場合は、これらの工程を多くの担当者が分業します。一覧表の「キャラクター」「背景」「モーション」「エフェクト」「ライティング」といった細かい担当は、この工程の分業から生まれています。
一覧から分かること
同じ「デザイナー」でも、2Dのアートを描く人、3Dのモデルを作る人、動きを付ける人、エフェクトを作る人と、担当は細かく分かれています。職種名の呼び方も会社によって異なり、セガでは「デザイナー」、スクウェア・エニックスでは「アーティスト」と呼んでいます。企画職も「プランナー」「ゲームデザイナー」と会社ごとに名前が違います。
また、テクニカルアーティストやサウンドプログラマーのように、アートとプログラム、サウンドとプログラムといった、2つの分野をつなぐ職種もあります。制作の効率や品質を技術で支える役割です。
職種を選ぶときのポイント
職種を選ぶときは、職種名ではなく「どんな成果物を作りたいか」から考えると、自分に合う仕事が見つけやすくなります。キャラクターの見た目を作りたいのか、動きを作りたいのか、遊びのルールを考えたいのかによって、目指す職種は変わります。
応募先を検討するときは、各社の職種紹介で担当範囲を確認しましょう。必要なスキルやツールは「必要スキル・使用ツール」のページ、職種ごとのキャリアの進み方は「キャリアパス」のページでまとめています。どの職種が自分に合うか迷う場合は、Hiraku agentの転職相談で相談することもできます。
職種情報を見るときの注意点
このページは、2026年10月22日時点でセガ・スクウェア・エニックスの採用ページとjob tagに掲載されていた内容をもとにまとめたものです。職種の名称や担当範囲は会社やプロジェクトによって異なり、1人が複数の担当を兼ねることもあります。応募する前には、各社の最新の職種紹介や募集要項を確認してください。
出典と確認日
いずれも2026年10月22日に確認しました。
更新履歴
- 2026年10月22日:初版公開(7職種を掲載)

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